大寒のグラス洗へばきゅっと泣く 星野 裕子 泣きさうな空泣きさうな雪女 杉山 加織 自立して少し寂しき冬薔薇 杉山 加織 あちこちに光の跳ねて雪のあと 古澤緋奈子 夜を徹し寒月に焚く登り窯 阿部ひで希
木暮陶句郎 選
◎特選 ５句
大寒のグラス洗へばきゅっと泣く 星野 裕子
泣きさうな空泣きさうな雪女 杉山 加織
自立して少し寂しき冬薔薇 杉山 加織
あちこちに光の跳ねて雪のあと 古澤緋奈子
夜を徹し寒月に焚く登り窯 阿部ひで希
〇入選 16句
初日記先づは俳句のスケジュール 清水 檀
つくづくと鏡の冴ゆる今朝であり 中野 千秋
井戸跡と聞けば覗きて肝凍つる 稲葉 京閑
寒晴や地より湧きたる木遣歌 中野 千秋
大寒の碧空透明なる光 稲葉 京閑
年頭に句心誓ひ師の墓参 阿部ひで希
寒月光青き地球にゐる私 星野 裕子
スカートの丈を直して春を待つ 杉山 加織
改札に人のあふるる三日かな 峯岸 俊江
雪女です入つてもいいですか 中野 千秋
人の背をやっと抜け出て初詣 清水 檀
凍つる夜の蛇口雫を吐ききれず 稲葉 京閑
一行にまず息災と初日記 峯岸 俊江
君にしか見せぬ一面冬の薔薇 中野 千秋
雪道を突き刺しながらハイヒール 杉山 加織
帯締めて斜めうしろの初鏡 峯岸 俊江
互選
５票
凍滝の中を流るるひかりかな 木暮陶句郎
４票
夜を徹し寒月に焚く登り窯 阿部ひで希
３票
「よし」といふ君の口癖春隣 木暮陶句郎
２票
凍滝の隠し持ちたる牙幾つ 木暮陶句郎
寒晴や地より湧きたる木遣歌 中野 千秋
雪女です入つてもいいですか 中野 千秋
凍つる夜の蛇口雫を吐ききれず 稲葉 京閑
一行にまず息災と初日記 峯岸 俊江
君にしか見せぬ一面冬の薔薇 中野 千秋
雪が雪呼びたる青き夕べかな 木暮陶句郎
１票
つくづくと鏡の冴ゆる今朝であり 中野 千秋
大寒のグラス洗へばきゅっと泣く 星野 裕子
大胆でしかも細心牡蠣割女 星野 裕子
泣きさうな空泣きさうな雪女 杉山 加織
大寒の碧空透明なる光 稲葉 京閑
寒月光青き地球にゐる私 星野 裕子
改札に人のあふるる三日かな 峯岸 俊江
雪道を突き刺しながらハイヒール 杉山 加織
歩み行く霧氷を煌めかせながら 木暮陶句郎
自立して少し寂しき冬薔薇 杉山 加織
あちこちに光の跳ねて雪のあと 古澤緋奈子
会話とも森の三方寒鴉 阿部ひで希
帯締めて斜めうしろの初鏡 峯岸 俊江
手鞠麩の紅のかがりや雑煮椀 星野 裕子
互選内容
稲葉 京閑 選
つくづくと鏡の冴ゆる今朝であり
大寒のグラス洗へばきゅっと泣く
雪女です入つてもいいですか
歩み行く霧氷を煌めかせながら
夜を徹し寒月に焚く登り窯
星野 裕子 選
寒晴れや地より湧きたる木遣歌
大寒の碧空透明なる光
凍滝の中を流るるひかりかな
凍つる夜の蛇口雫を吐ききれず
夜を徹し寒月に焚く登り窯
中野 千秋 選
凍滝の隠し持ちたる牙幾つ
「よし」といふ君の口癖春隣
凍滝の中を流るるひかりかな
一行にまず息災と初日記
雪が雪呼びたる青き夕べかな
清水 檀 選
寒晴れや地より湧きたる木遣歌
改札に人のあふるる三日かな
あちこちに光の跳ねて雪のあと
君にしか見せぬ一面冬の薔薇
夜を徹し寒月に焚く登り窯
杉山 加織 選
「よし」といふ君の口癖春隣
雪女です入つてもいいですか
凍つる夜の蛇口雫を吐ききれず
君にしか見せぬ一面冬の薔薇
雪が雪呼びたる青き夕べかな
阿部ひで希 選
凍滝の隠し持ちたる牙幾つ
大胆でしかも細心牡蠣割女
泣きさうな空泣きさうな雪女
凍滝の中を流るるひかりかな
雪道を突き刺しながらハイヒール
峯岸 俊江 選
寒月光青き地球にゐる私
凍滝の中を流るるひかりかな
自立して少し寂しき冬薔薇
夜を徹し寒月に焚く登り窯
手鞠麩の紅のかがりや雑煮椀
古澤緋奈子 選
「よし」といふ君の口癖春隣
凍滝の中を流るるひかりかな
会話とも森の三方寒鴉
一行にまず息災と初日記
帯締めて斜めうしろの初鏡
（平成２５年１月「ひろそ火インターネット句会 Vol.11」投句9名。今回の結果を『ひろそ火』2013年3月号にて掲載予定です。）
※過去の結果 3月、4月、5月、6月、7月、8月、9月、10月、11月、12月 からご覧いただけます。
来月の参加もお待ちしております！！
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