新涼や素肌にまとふ絹のシャツ 星野 裕子 鳴き止みて明日の希望に向かふ虫 杉山 加織 コスモスに撫でられて雲遠ざかる 星野 裕子 応接間いまはアトリエ黒葡萄 中野 千秋 湖も寂しく光る秋の日よ 湯本 真也
木暮陶句郎 選
◎特選 ５句
新涼や素肌にまとふ絹のシャツ 星野 裕子
鳴き止みて明日の希望に向かふ虫 杉山 加織
コスモスに撫でられて雲遠ざかる 星野 裕子
応接間いまはアトリエ黒葡萄 中野 千秋
湖も寂しく光る秋の日よ 湯本 真也
〇入選 16句
胸の内少し透けをり秋日傘 杉山 加織
ゆく夏や余白を埋めし旅はじめ 清水 檀
木々すでに秋の気配や山の宿 峯岸 俊江
赤まんまこぼれるほどに紅の粒 清水 檀
崩れやすき雲重ね合ふ厄日かな 稲葉 京閑
木道の靴音花野の詩となる 星野 裕子
一巡し佇む花野師を偲ぶ 阿部ひで希
天高し鋭角に立つ大溶岩 峯岸 俊江
淋しさの余白に吾亦紅揺るる 星野 裕子
霧の海記憶頼りて沼の原 阿部ひで希
人の世は寂しきものか秋の蠅 湯本 真也
浅草寺秋風流れ人流れ 阿部ひで希
沈黙の重さに垂るる秋風鈴 稲葉 京閑
立ち止まることを覚えし露の道 杉山 加織
モノクロの深夜映画と虫時雨 中野 千秋
打球飛ぶ蜻蛉の風に乗りて飛ぶ 稲葉 京閑
互選
５票
言の葉のかけらが色を持ちて秋 木暮 陶句郎
４票
新涼や素肌にまとふ絹のシャツ 星野 裕子
こだはりの取れて流れて秋の雲 木暮 陶句郎
別れ来てひとりの部屋にある夜長 木暮 陶句郎
３票
胸の内少し透けをり秋日傘 杉山 加織
２票
木々すでに秋の気配や山の宿 峯岸 俊江
木道の靴音花野の詩となる 星野 裕子
花野忌やブルームーンを上げて待つ 木暮 陶句郎
淋しさの余白に吾亦紅揺るる 星野 裕子
１票
ゆく夏や余白を埋めし旅はじめ 清水 檀
目覚めれば新涼と言ふありがたさ 清水 檀
小鳥来る新婦はいつも真ん中に 中野 千秋
天高し鋭角に立つ大溶岩 峯岸 俊江
コスモスに撫でられて雲遠ざかる 星野 裕子
浅草寺秋風流れ人流れ 阿部ひで希
淡き夢花しんに宿し白芙蓉 清水 檀
月光に染まりて鮎の落ちにけり 木暮 陶句郎
秋暑し赤茶けた肌街を行く 星野 裕子
立ち止まることを覚えし露の道 杉山 加織
峡の村夕日に染まる赤とんぼ 阿部ひで希
モノクロの深夜映画と虫時雨 中野 千秋
互選内容
中野 千秋 選
言の葉のかけらが色を持ちて秋
新涼や素肌にまとふ絹のシャツ
こだはりの取れて流れて秋の雲
淋しさの余白に吾亦紅揺るる
別れ来てひとりの部屋にある夜長
星野 裕子 選
言の葉のかけらが色を持ちて秋
胸の内少し透けをり秋日傘
こだはりの取れて流れて秋の雲
月光に染まりて鮎の落ちにけり
モノクロの深夜映画と虫時雨
峯岸 俊江 選
言の葉のかけらが色を持ちて秋
新涼や素肌にまとふ絹のシャツ
目覚れば新涼と言ふありがたさ
淋しさの余白に吾亦紅揺るる
別れ来てひとりの部屋にある夜長
湯本 真也 選
胸の内少し透けをり秋日傘
ゆく夏や余白を埋めし旅はじめ
こだはりの取れて流れて秋の雲
花野忌やブルームーンを上げて待つ
別れ来てひとりの部屋にある夜長
清水 檀 選
言の葉のかけらが色を持ちて秋
新涼や素肌にまとふ絹のシャツ
木々すでに秋の気配や山の宿
木道の靴音花野の詩となる
峡の村夕日に染まる赤とんぼ
阿部ひで希 選
新涼や素肌にまとふ絹のシャツ
木々すでに秋の気配や山の宿
淡き夢花しんに宿し白芙蓉
秋暑し赤茶けた肌街を行く
別れ来てひとりの部屋にある夜長
稲葉 京閑 選
言の葉のかけらが色を持ちて秋
胸の内少し透けをり秋日傘
小鳥来る新婦はいつも真ん中に
天高し鋭角に立つ大溶岩
立ち止まることを覚えし露の道
杉山 加織 選
こだはりの取れて流れて秋の雲
木道の靴音花野の詩となる
花野忌やブルームーンを上げて待つ
コスモスに撫でられて雲遠ざかる
浅草寺秋風流れ人流れ
（平成２４年９月「ひろそ火インターネット句会 Vol.7」投句9名。今回の結果を『ひろそ火』11月号にて掲載予定です。）
※過去の結果 3月、4月、５月、6月、7月、8月 からご覧いただけます。
来月の参加もお待ちしております！！
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