木暮陶句郎 選
◎特選 5句
滑り台すべる私は青葉風 星野 裕子
香水のほのと香るやジャズライブ 水上 一葉
羅や素顔のままの君が好き 杉山 加織
弾け飛ぶ記憶の欠片ソーダ水 杉山 加織
下足札二つ並べて冷酒酌む 峯岸 俊江
〇入選 18句
世の中の汚れを知らず青葡萄 清水 檀
サングラス都会のをんなに憧るる 星野 裕子
ギヤマンの鉢に一個のトマトかな 峯岸 俊江
風に幣泳がせ払ふ海開 稲葉 京閑
街道の狭し車を避ける汗 稲葉 京閑
ポセイドン不機嫌雨の海開 稲葉 京閑
瞬きは愛の息継ぎ螢の夜 清水 檀
あぢさゐや静かに雨の跳ねを見る 星野 裕子
どこからか子等湧き出づる夏休み 峯岸 俊江
闇に散る命儚し沙羅の花 清水 檀
鎌倉を歩き疲れて心太 中野 千秋
今一度この炎天を行けと言ふ 稲葉 京閑
梅雨霧の山門くぐる傘二つ 阿部ひで希
がさごそと扇子探す鞄かな 中野 千秋
白服や逢ひにゆくとき透きとほる 杉山 加織
ぽこぽこと禰宜の沓跡海開 稲葉 京閑
長き髪アップにまとめ夏来る 峯岸 俊江
寝ころんで雨の音きく夏座敷 中野 千秋
互選
4票
瞬きは愛の息継ぎ螢の夜 清水 檀
蛍の夜とは音のなきオルゴール 木暮 陶句郎
弾け飛ぶ記憶の欠片ソーダ水 杉山 加織
3票
どこからか子等湧き出づる夏休み 峯岸 俊江
鎌倉を歩き疲れて心太 中野 千秋
2票
手の中の蛍を見せるみしらぬ児 木暮陶句郎
冷酒のキラリと光る涼しさよ 湯本 真也
藤は実に月のしづくを宿しつつ 木暮陶句郎
今一度この炎天を行けと言ふ 峯岸 俊江
1票
世の中の汚れを知らず青葡萄 清水 檀
思ひ出し笑ひをかくす京扇 中野 千秋
サングラス都会のをんなに憧るる 星野 裕子
風に幣泳がせ払ふ海開 稲葉 京閑
明け初めし空を自由に夏燕 清水 檀
ポセイドン不機嫌雨の海開 稲葉 京閑
あぢさゐや静かに雨の跳ねを見る 星野 裕子
ほうたるの盛りて息もつけぬほど 杉山 加織
どこまでも青田やどこまでも希望 木暮陶句郎
香水のほのと香るやジャズライブ 水上 一葉
万緑や星のベッドとなりにけり 杉山 加織
羅や素顔のままの君が好き 杉山 加織
白服や逢ひにゆくとき透きとほる 杉山 加織
長き髪アップにまとめ夏来る 峯岸 俊江
互選内容
峯岸 俊江 選
明け初めし空を自由に夏燕
今一度この炎天を行けと言ふ
羅や素顔のままの君が好き
蛍の夜とは音のなきオルゴール
弾け飛ぶ記憶の欠片ソーダ水
杉山 加織 選
サングラス都会のをんなに憧るる
瞬きは愛の息継ぎ螢の夜
どこからか子等湧き出づる夏休み
鎌倉を歩き疲れて心太
蛍の夜とは音のなきオルゴール
阿部ひで希 選
思ひ出し笑ひをかくす京扇
手の中の蛍を見せるみしらぬ児
瞬きは愛の息継ぎ螢の夜
長き髪アップにまとめ夏来る
弾け飛ぶ記憶の欠片ソーダ水
清水 檀 選
藤は実に月のしづくを宿しつつ
風に幣泳がせ払ふ海開
あぢさゐや静かに雨の跳ねを見る
どこからか子等湧き出づる夏休み
弾け飛ぶ記憶の欠片ソーダ水
湯本 真也 選
世の中の汚れを知らず青葡萄
瞬きは愛の息継ぎ螢の夜
どこまでも青田やどこまでも希望
香水のほのと香るやジャズライブ
鎌倉を歩き疲れて心太
星野 裕子 選
冷酒のキラリと光る涼しさよ
ポセイドン不機嫌雨の海開
瞬きは愛の息継ぎ螢の夜
鎌倉を歩き疲れて心太
白服や逢ひにゆくとき透きとほる
稲葉 京閑 選
手の中の蛍を見せるみしらぬ児
藤は実に月のしづくを宿しつつ
ほうたるの盛りて息もつけぬほど
万緑や星のベッドとなりにけり
蛍の夜とは音のなきオルゴール
中野 千秋 選
冷酒のキラリと光る涼しさよ
どこからか子等湧き出づる夏休み
今一度この炎天を行けと言ふ
蛍の夜とは音のなきオルゴール
弾け飛ぶ記憶の欠片ソーダ水
(平成24年7月「ひろそ火インターネット句会 Vol.5」投句10名。今回の結果を『ひろそ火』9月号にて掲載予定です。)
3月の結果はこちら、4月の結果はこちら、5月の結果はこちら、6月の結果はこちらからご覧いただけます。
来月の参加もお待ちしております!!
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